極低温用多自由度磁気ダンパ

ロケット用液体水素ポンプや水素発電用液体水素昇圧ポンプにおいては,極低温(-253℃)環境で軸振動を抑制し,安定かつ高寿命で高速回転することが求められます。

しかし,極低温環境では一般的な減衰要素である防振ゴムやオイルダンパを用いることができません。また,液体水素自身も低粘度のため減衰材としての活用は期待できません。

そこで,極低温でも磁力を失うことのない磁石を用いて,磁力によって多自由度振動を抑制する極低温用多自由度磁気ダンパを開発しています。